首相、国境沿いの人々にワクチンのブースターショット(3回目)を要請

フンセン首相は、保健省とタイ、ベトナム、ラオスに隣接する州の知事に、すべての住民、警察、軍関係者にCovid-19ブースターショットが可能になるよう要請した。

同首相は、次のように

「ベトナム、タイ、ラオスなどの近隣諸国が懸念事項です。ベトナムとラオスでは、毎日高い陽性例があります。したがって、各最前線の州は、国境を越えたCovid-19の蔓延を防ぐために取り組む必要があります」

「昨日、446人がタイからタイの最前線の州を通ってカンボジアに戻りました。そのうち355は完全にワクチン接種されており、88はワクチン未接種で検疫を受けています。3人が陽性であり、輸入症例と見なされます」とフンセン氏は述べています。フンセン氏は、103人のベトナム人が昨日カンボジアに入り、98人がワクチン接種され、5人がワクチン接種を受けていない状態でCovid-19が陰性であった」と述べている。

政府の認識「オミクロン株の侵入、水際対策で防げるわけじゃない」

これは国民の感染対策の厳守を言ってるわけじゃない。

首相の発言の背景は、「アフリカ諸国の10カ国入国解禁」はオミクロン対策の規制緩和ではなく、「国境は抜け穴だらけ」で警備が追い付かない状況であることは明かで、いくら空港検疫を厳格化してもオミクロン株が防げるものじゃない、という認識がカンボジア政府の共有されていることを物語っている。問題はいかに国内の感染爆発を防ぎきれるか、という問題意識になっていることが解る。ワクチンブースター接種だけが救いだが、地方政府の能力次第だがそこが大きな問題である。

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掲載写真:ウドンミアンチェイ州オスマック国境検問所 画像:Khmer Timesより

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