首相、タイ国境銃撃事件の独立調査を要求

フン・マネ首相は本日(13日)、タイ軍によるカンボジア民間人への攻撃について独立調査を求め、真実を明らかにし、被害者に正義をもたらすために外国の専門家の関与を促した。

また首相は12日(水)夜、公式ソーシャルメディアプラットフォームを通じて国民に訴えを、バンテアイミエン州の国境に接するプレイチャン村のカンボジア民間人に対するタイ側による暴力の行使を強く非難した。

首相は、この行為は人道原則に反し、国境問題を平和的に解決するためのこれまでの合意、特に合同国境委員会(JBC)が測量と仮の国境標識の設置を行い、測量が完了するまで現状維持を認めるという合意に違反していると強調した。

「タイ側に対し、プレイチャン村の罪のないカンボジア民間人に対する武力行使、および両国間の国境問題の解決におけるあらゆる形態の暴力の行使を直ちに停止するよう強く求める」と首相は述べた。

同時に、首相は地方当局と関係部隊に対し、市民の安全と保護を確保するための緊急措置を講じるよう指示した

首相は、2025年10月26日に署名されたクアラルンプール共同宣言の精神に沿って、紛争を終結させ、両国間の永続的な平和を構築するという、カンボジアの揺るぎない決意を再確認しました

国防省によると、本日(12日)午後15時50分頃、タイ軍はバンテアイ・ミアンチェイ州オクロフ郡オベイチョアン自治区のプレイチャン村に住むカンボジア民間人に発砲したと発表している。

攻撃は17時54分に再開されたと報じられており、軍の活動は12日夕方時点でも継続中である。初期の報告によると、民間人3人が負傷し、1人が死亡した。

なお、昨日は5人負傷という速報が出たが、13日の時点は死傷者は4人となっている。

下の記事をご参照ください。

 

掲載写真:国営カンボジア通信(AKP)

 

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