首相 中国にカンボジアにCOVIDワクチン生産センターの設立を要請

フン・セン首相は、駐カンボジア中国大使を通じて習近平中国主席にカンボジアでのワクチン生産の設立を要請した。

また首相はワクチン受領式典で、17日にプノンペン国際空港で中国から200万回分のCOVIDワクチンを接種するよう要請したことも明らかにした。

首相は同式典で、ワクチンの継続供給について中国大使:ワン・ヴィンテアン氏と話し合い、カンボジアでのワクチン生産のイニシアチブに到達した、と明らかにした。首相は、COVID-19のパンデミックはもう何年も続くかもしれないが、カンボジアは独自のワクチン生産拠点を持っているので心配はないと付け加え、カンボジアは他の国々へのワクチン供給源にもなり得ると述べている。

首相は、中国大使が習近平中国大統領、李克強首相、その他の関係者に、カンボジアでのワクチン生産ができるだけ早く開始するよう要請することを期待していると述べた。中国は、2021年以来、カンボジアへの19のCOVIDワクチンの支援と供給において主導的な国になっている。

この報道、カンボジアにとっては虫のいい要請だが、近年の中国の動きの反発や警戒を強める東南アジア諸国で唯一の親中国であるカンボジアを中国も無碍にできない立場でもある。

掲載写真:ワクチン受領の式典でのフンセン首相と在カンボジア中国大使 画像:Khmer Timesより

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