風だけじゃない、雷も怖い 各地で死亡者が相次ぐ
Police inspect the scene of a lightning strike that killed two men in Kandal province on Tuesday. Nokorwat News

ここ数日、雨季の始まりを告げるかのような雷雨がプノンペンを襲う。クメール正月頃にはプノンペンでも雷雨があり都心部に落雷があった。衝撃音で室内に振動がはするほどの大きなものである。

日本では夏の夕立と雷が結びつき、昔は親たちから雷の怖さやその防ぎ方を子どもたちはよく聞かされたものだ。カンボジアの雨季は雷雨から始まる。そして落雷による死亡者が毎年の雨季に出る。気を付けたい。特に降雨の初めの雷が危ない。ちょっとした丘陵や山地帯では雷は横に走る。こういう時が一番怖い。目立って高い樹木の下での雨宿りが危ない。ともかくピカ、ゴロゴロが始まったら、早めに避難するに限る。

バンテアイミアンチェイ州 落雷に打たれた女性死亡

28日(木曜日)に雷がバンテアイミアンチェイ州Preah Neth Preah地区で女性が落雷で死亡した。また同州では、マライ地区で強風により58軒の家屋が被害を受けた。

Preah Neth Preah地区警察は、Phal Phan(47歳 女性)がKrasaing村の彼女の家の近くの畑で働いていた雷に打たれて亡くなった。マライ地区警察によると、当時は悪天候で、トゥールポングロル自治区で51戸、ボウンベン自治区で6戸、タコーン自治区で1戸が強風を伴う降雨鵜で被害を受けたという。

シェムリアップ州のクーレン山 落雷で女性死亡

仕立ての先生である女性は、瞑想のために聖山:フナムクレン(クーレン山)に向かったとき、落雷に遭い死亡した。故人は、シェムリアップ市サラカムロウク地区サラカムロウク村出身の45歳の仕立て教師であるThapSopheakと特定されている。

Svay Leu地区警察・警部補:Sun Eng中尉によると、女性に同行した仲間の旅行者は、他の15人とともに、古いパコダで瞑想するためにフナムクレンに行きました。彼らがその場所に到着したとき、彼らは強い降雨が起こった後に避難した。彼らが避難所に逃げ込んだが、同女性は落雷に襲われ、倒れた。被害者は治療のために病院に運ばれたが、途中で亡くなったという。山中なら森の中に逃げ込み、貴金属を身から離して身を縮めて雷雨をやり過ごす他術がない。

掲載写真:クーレン山での落雷死亡現場、このように他よりも高い木があり、開けた畑や野原があるところが危ない。 画像:Khmer Timesより

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