過去2年間、自然保護地域から 9万件以上の罠、銃器2千弱を押収

環境省によると、過去 2 年間 (2021 年から 2022 年) に、カンボジアの自然保護地域から 90,000 を超える罠が取り除かれ、また当局は 2,000 近くの銃器を押収した。

環境省・報道官:Neth Pheaktra 氏は記者会見で、「カンボジアの自然(野生生物)保護地域キャンペーン<ゼロ スネアリング(罠網ゼロ)>の第 2 フェーズ(段階)は、3 月 3 日~7 月までの 5 か月間実施される」と述べた。 

環境省と 野生生物保護団体:WWF によって、コンポンスプー、ポーサット、ココン、バッタンバン、パイリン、シェムリアップの 6 つの州で同キャンペーンが実施される。

同報道官は、キャンペーンの第 2 段階では、「天然資源の保護と保全を強化し、野生生物の密売を防止し、法執行を強化し、保護地域の罠の数を減らすために、人々が生活する地域経済共同体を改善するために資源の動員を支援することを目的としている」と述べ、

特に「保護地域の近くやその周辺に住む人々は、野生生物を捕獲して狩猟することが人間とカンボジアの貴重な野生生物資源の両方に与える影響(打撃)について警告する必要がある」

と同報道官は付け加えている。

銃器押収が過去2年間で2千弱という数字からも、周辺の保護区及び同区の住民が単なる狩猟だけなく、野生生物の密猟、密売・密輸組織が関わっていることを物語っている。

掲載写真:Khmer Times

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