農業省の報告書によると、今年1月から6月にかけて上半期)の報告された森林犯罪は224件でしたが、昨年は373件で、159件減少したという。
このほどヴェン・サコン農業相は、野生生物犯罪が35件、森林地犯罪が152件あり、犯罪の総数は411件に上ったと述べている。当局が合計16,394ヘクタールの伐採された森林から860平方キロメートルの侵略された森林地を押収した、と付け加えている。491件が裁判所に送られ、320件が罰金を科され、1,260立方メートルの材木が押収された。同相はまた、当局が2,020種の野生動物と596キログラムの野生生物の肉、260台の車両、50台のオートバイ、8台のチェーンソーを押収したと付け加えている。報告書と同相の発言には数字上の違いがあるが、統計上の違法森林伐採は件数は減少しているが、依然として森林・動物資源の保護は憂慮するべき事態が続いているということであろう。
「報告書によると、今年の森林犯罪の数は、森林犯罪を防止および削減するための関係当局、特に地方自治体の優れた取り組みにより、大幅に減少しました」とサコン氏は述べており、モンドルキリ州環境局長:Keo Sopheakは昨日、モンドルキリでの大規模な林業犯罪は今ではあまり蔓延しておらず、一部の村人が森林に侵入して違法に伐採したという小さな事件しかなかったと述べた。
「私たちは毎日パトロールし、森林地帯に不法に侵入した犯罪者を逮捕するために、いくつかの重要な国家資源保護地域に軍隊を配備します」と述べている。
上記のSopheak氏は一方で、村人による罠の仕掛けは続いており、パークレンジャー(国立公園の監視・保護職員)が1日あたり約150から200の罠を取り除いおり、モンドルキリ州の野生生物犯罪について懸念を表明している。
彼現在、モンドルキリ州には100万ヘクタールの天然資源で保護された森林がある。これらの保護地域の監視と維持を担当している公園職員は約90人だけであるという。
ラタナキリ州環境局長:フォン・ケムリン氏は昨日、「ラタナキリ州では密猟などの森林犯罪は最小限であり、公園当局は関係当局と協力して状況を取り締まり監視することが多く、人々はもはや違法に伐採していない」と述べた。
森林・生息物の保護は、監視職員の充実が鍵であることが解る。
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