軍当局 タイの「心理戦」の主張を否定し、タイ軍は大きな損害を被っている

カンボジア国防当局は、最近の国境衝突でタイ軍部隊が多数の死傷者を出したと述べ、タイ第2軍管区の報告書が主張する12月9日、「カンボジア兵61人が死亡したとする」<心理戦>として否定した。

カンボジア軍の高官は国内メディアに向け、タイ軍は「大きな損失」を被ったと語り、「数百人のタイ兵が死亡し、千人以上が負傷した」と述べたが、具体的な数字は明らかにしなかった。
*カンボジア軍とタイ軍の主張は、双方が大きく食い違い、数字等も「心理戦」の様相を呈し、いずれの数字も確かな根拠を語っていないが、双方ともに死傷者が出ていることは確かのようである。この数値には双方の軍および民間人にも当てはまる。
*ロシアのウクライナ侵攻でプーチンの主張に合わせて、例えば用省ポポロフスクが何度も占領されたとロシア側は発表しているが、依然として係争状態が続いている。戦争時の「大本営発表」であることは明らかである。カンボジア側の軍高官という氏名も階級も明らかにされていないことから、ガサネタ、噂の類である。

国防省当局者は、カンボジアはタイの領土を侵しておらず、タイの主権と国民を守るために厳格に行動していると改めて強調し、カンボジアはいかなる国の領土も侵略せず、自国の国土と罪のない民間人を守るために自衛行動を取っている」と述べている。

国防省は、タイの無差別砲撃と空爆による攻撃で民間人7人が死亡、20人が負傷したことを公式に確認したと発表している。

掲載写真:タイ・メディアからKhmer Times掲載

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