貧しき者はさらに多くを奪われる それでも帰りたい故郷

「Miss Grand Japan 2020」の記事とは、逆になるが帰国を急ぐタイへの出稼ぎ労働者たちの記事である。

国境越え、仕事場に到達するに最大540㌦を払う

タイから帰国したカンボジアの移民労働者は、タイのどこにいるかにもよるが、国境のタイ側のス検問ポイントにたどり着くために、わずか30ドルから最大540ドルを支払っているという。貧しい者は多くを奪われる。無知もまた、「天が2物も3物も奪っている」現実である。それでも故郷に帰りたい一心である。いったいいくらの現金を彼らは持ち帰るのであろうか。パスポートもなく、識字も名前程度であるのがほとんどであろう。それも天から当たられて運命の枷のようなものである。追い詰められれば、已む得ず犯罪に追い立てられるような、普段はごく普通の農村出自である。

出稼ぎ労働者やその家族が国境の検問ポイントに到達するやタイ当局によって保護および収容される。それからタイ当局は、国境にいるカンボジアの対応者とカンボジアへの帰国を調整します。

例えば、タイのチャンタブリー県で働く出稼ぎ労働者の場合、彼らが国境に到達するために平均120ドルを支払わなければならないという。チャンタブリーとチョンブリの両方で耕作していると伝えられる農業地域であるため、密出入国ブローカーの助けを借りてタイに渡り、国境を越えて彼らの雇用場所(通常は果樹園)に到達するために最大540ドルを支払った多くの移民労働者の事例があるという。

Soun Nob名の1人の労働者は、アユタヤで労働者として働くため、オスマック国際国境検問所から10km離れたタイのサケオの国境検問所にたどり着くまでに90ドル近くを支払ったという。

「私はいつもブローカーに540ドルを支払って、カンボジアの国境を越えてタイに行き、家族を訪ねたいときに戻ってきました。タイの状況が改善し、ワクチン接種を受けた後、私は仕事を保証してくれた雇用主に戻るつもりです」とNobは言った。

Nobは、14日(土曜日)朝、パイリン州のSophorn Market検疫センターから156人とともに解放されました。彼らのほとんどは、ウドンミアンチェイ州のオスマッハ村の国境検問所を経由して渡ったが、オスマッハとその周辺の検疫センターはすでに満員であったため、最初のテストが陰性が出たためパイリンに検疫のために送られたという。

これが国境沿いの検疫隔離センターである。プノンペンの工場労働者の検疫隔離センターと変わらない。

上記の記事、政府系紙のKhmer Timesだが、政府情報の垂れ流しの中で珍しく、実態に迫った記事である。「嗚呼、なに故に、天は人から2物も3物も奪うのか」

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