プノンペン警察は26日、「マジック・グル(魔法の導師)」の異名を持つノブ・サカダ容疑者(カンボジア人 55歳)を逮捕した。
サカダ容疑者は、自分自身を撃ち、無傷であるかのように見せるマジック(トリック)動画を投稿して物議を醸していた。男は武器の不法所持の疑いで尋問を受けるためプノンペン市裁判所に送致された。
プノンペン市警察:広報官サム・ビチカ大佐は26日、サカダ容疑者は有効な銃器所持許可証や書類を所持していなかったこと、そしてプノンペン市内に放置されていたバッグの中に拳銃を見つけたこと、その後、サカダ容疑者はそれを自宅に持ち帰って保管したことを自白した後、プノンペン市警察署長で国家警察副署長でもあるチュオン・ナリン中将の命令に従って逮捕されたと述べた。
「容疑者は犯行を認めており、ビデオクリップは2022年に撮影されたものの、この事件については教育措置は実施しない。法執行を実施しなければならない」、「警察の専門家は現在、この事件の調査を続けている」とサム・ビチカ氏は述べている。
ビチカ氏はまた、被疑者:サカダは刑法第490条に基づき「武器の不法所持」の罪で告発されており、有罪判決を受けた場合、6か月から3年の懲役刑が科せられると述べた。
また、プレックプノフ地区警察のチュオン・キムホン副署長は、6月21日に坂田容疑者がフェイスブックのアカウントに、自らの腹部を銃で撃つ動画を投稿したが、誰かが調べたところ、銃弾が貫通した痕跡は見られなかったと述べた。
同キムホン氏は、「視聴回数やコメントを通じてフェイスブックやユーチューブで収益を得るために、この動画をソーシャルメディアに投稿した、詐欺動画であった」と述べた。
掲載写真:逮捕された「魔法の導師」と称される詐欺師 警察の提供