12月27日(金)に2人の罪のない人々が負傷した警察による誤認射殺事件に関連した中国人誘拐事件に関与したとして、12人のベトナム人犯罪者が逮捕された。
12月27日、刑事警察局は、スバイリエン州バベット市バベット区で、身元不明の集団がナンバープレート不明の白いスターレックス車に乗っていたことから、被害者のチェン・イートン(男性、25歳、中国人)に対して、不法な拘禁と監禁をされたとの通報を受けた。
上記通報を受け、国家警察長官サル・テット将軍および刑事警察局長ゲン・チュー中将の命令に従い、ポル・ラタナ少将、フン・モニロス准将、ヘム・ボナ大佐、刑事警察局副局長チャン・キムリー大佐率いる国家警察部隊がスバイリエン州警察の専門家チームを率いて現場に赴き、事件の調査と捜査を行った。
4人の警察官を誤認銃撃で捜査
その際、中国人誘拐事件の容疑者に関係していると誤認してタクシーを警察官が発砲し、タクシー乗客2人を負傷させたとして、現在、発砲した警察官4人が捜査を受けている。
国家警察監察警察部のチェン・キムセウン副部長は29日、国家警察刑事部の警官全員が現在プノンペンの国家警察本部に拘留されていることを確認している。2台の警察車両に乗った7人の警官が、誘拐犯のものと思われる白いスターレックスのバンを追跡してい最中の誤認発砲であった。
警官らはスヴァイリエン州バベット市からプレイベン州カンポン・トラベック地区まで容疑車両を追跡し、そこで発砲した。「追跡中、警察はバンの後部窓に10発の銃弾を発砲し、車内の乗客2名を負傷させてしまった」とカンポン・トラベック地区警察のホン・ソチェス副署長は述べている。
「しかし、その車両はタクシーであることが判明し、警察は間違った車を狙っていた」負傷した乗客は、25歳のソーン・ランさんと62歳のカット・ホンさんで、カルメット病院に搬送された。
中国人誘拐容疑でベトナム人12人を逮捕
一方、12月29日午後12時、専門部隊が捜査を行い、被害者の中国人がスヴァイリエン州バベット市バベット区タポフ村の借家で容疑者グループに監禁されていたことが判明し、その後、以下の容疑者12名を逮捕した。全員、ベトナム人である。
*1: 氏名:ホア・ゴック・タム、女性、26歳、ベトナム人
*2: 氏名:ラム・ティ・ニュエン、女性、17歳
*3: 氏名:グエン・トリ・ダック、男性、23歳、ベトナム人
*4: 氏名:グエン・ファン・レ、男性、35歳、ベトナム人
*5: 氏名:フィアン・ヴァン・タン、男性、19歳、ベトナム人
*6: 氏名:ファム・ヴァン・トゥ、男性、35歳、ベトナム人
*7: 氏名:ダオ・チュン・ヒエウ、男性、33歳、ベトナム人
*8: 氏名:ロー・ドゥック・トン、男性、32歳、ベトナム人
*9: 氏名:グエン・イー・クオン、男性、28歳、ベトナム人
*10: 氏名:グエン・ヴァン・ハン、男性、22歳、ベトナム人
*11: 氏名:ファム・ヴオン・ヴィエック、男性、30歳、ベトナム人
*12: 氏名:ンゴール・ヴァンタン、男性、23歳、ベトナム人。
容疑者らは現在、さらなる捜査を待つ間拘留されている。
掲載写真:バベット市警察の提供