国家警察・総委員会技術犯罪局は、「カンボジアで臓器狩りを目的とした子供の誘拐が行われている」と主張し、ソーシャルメディアを通じて広く拡散した最近の一連の記事をフェイクニュースとして断定し、非難した。
同テクノロジー犯罪局は、SNS上の誘拐情報を受け取った後、専門家が直ちに調査を開始し、「すべての情報が反政府グループによって作成された偽物である」と断定したと述べた。現在、専門部署が法的手続きに向けて証拠を収集している。
Facebook を通じて、テクノロジー犯罪省は次のように述べている。
「テクノロジー犯罪予防省は、過去にアヌラック氏、カム・テップ・リムホン氏のフェイスブックページおよび一部のフェイスブックアカウントが子供の誘拐や腎臓の摘出に関する情報を公開していたことを国民に知らせたいと考えています。上記情報を受け、同省は専門職員を派遣して緊急調査を行った結果、この情報は正統な政府に反抗する傾向のある団体が作成した虚偽の情報であることが判明した。現在、専門部署が法的手続きに向けて証拠を収集している。」、「同省は、誤解や社会不安を避けるため、国民およびソーシャルメディアを利用する一般の人々が上記の誤った情報を共有し続けないよう願っています。」とある。
ただ、例え臓器売買のための子ども誘拐がフェイク(偽情報)であっても、その発信が「すべての情報が反政府グループによって作成」という根拠やどんな組織なのか、ということを国歌警察は具体的には示していない。また、カンボジアに於ける「臓器狩り」の口コミ噂は、ここ20年何度も人々の口から出た噂で、カンボジアを知る者にとっては、嘘か真実か、まことしやかにこうした噂が流布する国であることは確かなことである。
掲載写真:国家警察のSNS投稿