タイの犯罪抑制課の警察、地元の警察、食品医薬品局とタイ工業規格協会の職員の合同チームが26日(土曜日)にパトゥムターニー県ラムルクカ区にある3階建ての工場を強制捜査した。この違法工場を捜索した際、警察及び当局者は工場で製造された700万個以上の医療用手袋を押収した。その際、11人の違法入国及び不法就労カンボジア人出稼ぎ労働者と中国人経営者を逮捕した。当局の調査の結果、工場が許可なく医療用製品を製造している情報を得た後の捜査であった。
中国人経営者はLuk Fei(42歳)と特定され、小さな工場として改造しフェンスで囲まれた構造物を借りていた者である。さらに警官は、工場を捜索し基準を満たしているかどうかを調べるために10,161箱の761万個のゴム手袋を押収した。捜索後、逮捕者全員が法的措置のためにタンヤブリ警察署に引き渡された。
今回の捜査の指揮を執った犯罪抑制課の警察は、新型コロナウイルス(Covid-19)の新たな流行により懸念が高まっているため、医薬品の需要が高まると踏んで悪徳経営者がこの機会を利用して利益を上げていた。まお工場は、中国から標準以下の手袋を輸入しそれを袋詰めする作業場だった、という。
*中国国内の需要が減り、取り締まりも厳しい国内を避け、タイで出稼ぎ外国人を使って一儲けという輩である。コロナ禍をビジネス・チャンスととらえる者はどの国にもいる。(画像:地元メディアより)