調査により、プレイラングなどで予想以上の野生象ゾウの数を確認

在カンボジア米国大使館のプレスリリースによれば、米国国際開発庁 (USAID) とフローラ & ファウナ インターナショナル (FFI) は、2022 年の世界象の日を祝って、プレイラング自然保護区などでのアジアゾウの最初の総合的な調査結果を発表した。

遺伝的サンプリング技術を使用した研究では、カンボジア北部、メコン右岸の灌木林地域のプレイ ラングチャエブ、およびプレイ ロカ野生生物保護区全体で野生アジア象の比較的広い地域で、予想以上の多くのアジアゾウの個体群が確認された。

適切な保護があれば、カンボジアの野生象の生息は確保できる

カンボジアの FFI のカントリー ディレクター: Pablo Sinovas 氏は、「カンボジアの中部と北部の低地に生息する象について、「調査結果は、カンボジア北部のアジアゾウが世界で最も高い遺伝的多様性を持っていることを示しています。適切な保護があれば、Prey Lang、Chhaeb、Prey Rhoka Wildlife Sanctuaries に生息するアジアゾウの個体数は、長期的に生存に必要なレベルまで回復することができます。」、「USAID/カンボジアは、カンボジアのアジアゾウの個体群が生息する保護地域を保護するために、環境省、地域社会、民間部門と協力し続けます。」と述べている。

◇ 「プレイラング Prey Lang」野生保護区

◇「チャエブ Chhaeb」野生保護区

◇ 「プレイロッカー Prey Rhoka 」野生保護区はプレイラング Prey Lang」野生保護区と「チャエブ Chhaeb」野生保護区を跨ぐ中間地域の野生保護区で下記地図上のクメール語表記の場所に保護区事務所がある。

* カンボジアにおける野生象と言えば、ベトナム国境に接するモンドリキリ州が有名で、ここでは少数民族のプノン族が象の飼育で知られるが、時折、野生象の出現の報道がある。ベトナム国境 に接するモンドリキリ州やラタナキリ州北東部のビラチャイ国立公園に野生象が生息している。また西南部のダンレック山系の山麓でも野生象が確認されている。今回の米国大使館の発表は、メコンが右岸地域の森の平地帯である。この地域、古くから先住民である象の扱いに慣れたクイ族の集落が散在する。クイ族は、象の扱いと古代製鉄技術で知られる少数民族である。

掲載写真:Khmer Timesより

 

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