観光省と世界自然保護基金(WWF)は、観光の質、地域の持続可能性に責任を持ったカンボジアのエコツーリズムと観光コミュニティーづっくり、特にメコン川上流の北東部のエコツーリズム(クラティ、ストゥング・トレン、モンドルキリの各州)と観光コミュニティーの発展において協力を強化することに合意した。
この協力強化の確認(合意)は2月22日、観光省のソク・ソケン大臣と観光省のWWFグローバルネットワーク開発ディレクターのベラ・ロッシャー氏との作業会議中に行われた。
その際、環境大臣はカンボジアを世界クラスの観光地に変えるという観光省のビジョンを提示したという。
同大臣は、「このビジョンは持続可能な観光とグリーンツーリズムの発展にも焦点を当てており、天然資源の保全を優先し、エコツーリズム、コミュニティツーリズム、再生可能エネルギーの利用促進を通じて環境への影響とエネルギー使用を削減することになる」と述べた。「さらに、このビジョンを達成するには、すべての利害関係者の関与が必要であるが、これは最近カンボジア政府によって承認されたカンボジア研究・マーケティング・アウトリーチ委員会(CTB)の参加を通じた機関と民間のパートナーシップメカニズムの下で可能です」と力説したという。
大臣の説明に対しWWFのベラ氏は、責任ある観光開発のビジョンと、新型コロナウイルス危機後のカンボジアの観光セクターの復興(Build Back Better)を促進する「環境に優しく気候に優しい観光の再構築」プロジェクトを通じたWWFの貢献について表明したとのことである。
掲載写真:観光省の提供 Khmer Timesが転載