行方不明のヘリコプターの捜索、手掛かり無しで11日目に

行方不明のヘリコプターとその操縦士2名の捜索は11日目に入り、救助隊はカルダモン山地の広い地形の中で捜索活動を続けている。

パイロットと助手を乗せたヘリコプターは7月12日、山岳地帯上空を飛行中に連絡が取れなくなった。ヘリコプターはプノンペンからトモルダ、そしてポーサットへ、そして再びプノンペンへ向かう定期訓練任務中だった。

捜索活動はヘリコプターが行方不明になった翌日から始まり、地上チームと空中チームの両方が参加する多大な努力が払われた。10日間に及ぶ捜索にもかかわらず、ヘリコプターの所在に関する手がかりは見つかっていない。

捜索活動は、この時期特有の大雨、霧、闇などの悪天候により視界が悪く、航空捜索の有効性も低下し、困難を極めている。国防省報道官のチュム・ソチェート将軍は、捜索チームが直面した困難を認めている。

国防大臣のティー・セイハ氏は、先週の17日(水)に捜索活動に加わり、カルダモン山地とゴースト山地での境界付近での捜索活動を自ら指揮したという。

捜索にはレインコートを装備した1,000人以上の人員が参加し、密林、峡谷、谷間を捜索している。ヘリコプターやドローンも含めた空中偵察のために配備されているが、厳しい状況のためその効果は限られている。

こうした困難にも関わらず、天候が回復し始め、捜索活動に助けとなる可能性が出てきたことで、新たな希望が生まれている。同省は、引き続き地上および空中での広範囲な活動を調整しながら、行方不明のパイロットとヘリコプターの捜索に全力を尽くしている。

状況は依然として捜索は困難であり、同省は国民に対し、継続中の捜索活動に希望を持ち、支援し続けるよう呼びかけている。

掲載写真:国防省の提供 Khmer Times掲載

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