新型コロナウイルス第2波の感染拡大が続いているタイですが、タイ政府は感染の抑え込みは可能だとして、行動制限の措置を緩和することを決めました。タイ政府は29日、記者会見で県(地域)によって色分けした行動制限の措置について、2月1日から感染状況に応じて、地域ごとに緩和することを明らかにした。だが、1日当たりの感染者数が800人を超える水準が続き、1月29日も802人の感染者が確認されまている。タイ政府の規制緩和、いったいどうしてでしょうか、その自信はどこから来るのか。
1日800人代の新規感染者の確認 PCR検査の徹底で
また学校の休校の措置について、感染が最も深刻な一つの地域を除いて、すべての学校での対面授業を再開するということである。さらに飲食店については、感染が最も深刻な地域では午後9時まであったが、首都バンコクなど4つの地域では午後11時まで延長が可能となり、店内での飲食が認められることになった。タイでは昨年12月半ば、バンコクの隣接県の水産市場で大規模クラスター感染が発生し、一気に感染数が増加し地域的に拡大しました。特に劣悪な労働環境のミャンマー人出稼ぎ労働者の感染確認が相次ぎ、またタイから同大規模クラスター感染の発生後に帰国した6万人ほどのカンボジア人労働者も入国検疫で29日現在、85人の感染者が確認されている。
タイ政府、コロナ感染増や拡大の抑え込みは可能と断言!
だがタイの新型コロナ感染題2波の、1月29日の感染者確認数のうち9割は、鮮魚市場の周辺の限定された地域で確認されており、タイ政府は感染の抑え込みは可能だとしています。
今のタイ 市中感染はほとんど起こっていない
さらに政府の担当者は「市中感染はほとんど起きておらず、大規模な集団感染が主なので、感染を抑える対策をとりやすい。今後3、4週間で状況は改善すると思われる」と説明している。これが政府のよる規制緩和の緩和の根拠となっている。
日本では第3波の真っ最中、医療崩壊で自宅やホテル隔離という名の放置死者急増!
今の日本の現況は、無症状(風邪症状程度なら無症状判断)や軽傷(実際は記事内容を見るに病院で点滴処置や看護が必要な重症)者が医療から見捨てられた放置者であり、家族内感染の温床となっている。自宅隔離とはどんな実態か、素人の家族に預け離しで防護服もない家族がマスク一つで感染者の世話に当たっている。保健所から安否確認の電話なぞ数日おきがいいとこ。保健所職員が悪いわけじゃない、大阪府が東京都より死亡率が高いのは市立や府立の病院や保健所を統廃合して職員減らしが東京以上に激しかったからに過ぎない。保健所の職員は電話番に追いやられている。自宅隔離とは要は密室感染放置状態である。
大切なことは「不都合な事実」を見なければ、「真実」に到らない
高齢者施設もその実態は様々で施設経営者や介護者の意識次第の扱いである。意識の高い介護や高齢者施設なら防護服が無けりゃその他のもので代用し仕事にあたるが、意識が低い、ブラックな施設なら介護者が人扱いされていないから、押して知るべし、まさに「姥捨て山」の感があるだろう。そして悪い事に親族はコロナ感染を理由に面会すらできず死亡通知が来る。大都市圏の感染状況が収まらのは、感染経路不明が7割、今やクラスター潰し(これが日本政府・専門家の当初のコロナ対策戦略)なんて放置状態、「専門家の意見を聞いて」と首相は国会で答弁しているが、厚労省は「専門家の8割が反対した考え」を方針にした(28日ニュース)という。これが政府・各省の諮問機関の実態である。だから運次第のようなゆるゆる規制措置も延長か緩和か、感染者数は少し減少傾向を示して高止まりしても再三の第4波、第5波が来る。ワクチン接種は河野大臣がいくら騒いで発信しても3~4か月は全国的に混乱する。ようやく全国的に整然と進むのは早くて7月以降であろう。日々のニュース視聴とNHKニュースの特設サイト「新型コロナウイルス」のタブ「デター」を見れば、一目瞭然である。
居酒屋の与太話は希望的な観測なすがる人間の弱さでエビデンス(科学的根拠)なんてない。大切なことは「不都合な事実」を見なければ、「真実」に至らない。