ケップ市の元市長は26日、無料であるべき公的サービスに対してビジネスマンや一般市民から料金を請求したとして、プノンペン都裁判所から懲役6年の判決を受けた。
彼は違法に徴収した資金を不動産の購入など私的な目的に使用したという。そこで、市裁判所は、被告が不法に得た金で購入した土地と家屋の差し押さえを命じた。
テアム・チャンピセット判事は、被告人をケン・ユオン容疑者(43歳)と特定し、職権乱用とマネーロンダリングの罪で起訴した。
「プノンペン都裁判所は、職権乱用とマネーロンダリングの罪で被告に懲役6年と罰金10億リエル(25万ドル)を言い渡すことを決定した」と裁判官は述べた。チャンピセス裁判官は被告に対し、判決に満足しない場合は判決日から1か月以内に控訴するよう助言した。
同裁判官は、被告人が今年1月11日に汚職対策ユニット(ACU)によって逮捕されたと述べた。
さらに、「当時ケップ市長だったユオン氏が2021年から2023年にかけて、通常は無料の建築許可や住民登録書類などの公共サービスの料金として一般市民や企業家から金銭を徴収していた」と裁判官は判決理由の説明を付け加えた。
掲載写真:腐敗した元ケップ市長 プノンペン都裁判所