週末にプノンペン中心部の路上で男性が惨殺された事件に関連し、容疑者10人がプノンペン市裁判所に送致された。
これは、ベトナム国籍のグエン・トゥン・フンさん(37歳)は、プノンペン市ボン・ケン・コン地区、トゥール・スバイ・プレイ1区の道路360と道路163の交差点角で、午後1時30分に車を使った身元不明の容疑者の襲撃によって射殺されその場で死亡した事件の続報です。
同事件はベトナム国内メディアも取り上げ、事件後にベトナムからカンボジアに捜査徹底の要請があった。
*下の記事をご参照ください。
事件の関係者によると、事件前、目撃者らは学校「クメールの家」の前の360番通りの角で163番通りに沿って走行する車を目撃したという。
突然車が止まり、ベトナム人男性が降りてきた。その後、車の中で被害者と容疑者との口論を聞いた。その後、被害者は車から立ち去ったが容疑者は車を運転して追いかけ、追いついた。この時点で男は車から出てきて被害者に拳銃を向けた。目撃者によると、犯人は歩きながら被害者に向けて3発発砲した。被害者は撃たれた後、約15メートルほど歩き、路上に倒れたという。
銃撃事件の通報後、ボンケンコン刑事警察署の警察官が到着し、犯罪現場の捜査を開始した。
7月30日午後、カーン・セン・ソック市サンカット・トゥクラの271番地にあるソファイ・ホテルと、プノンペン・カーン・クロイ・チャンヴァのサンカット・プレック・リープにあるハイランド・コンドミニアム内の別の場所で、ベトナム人の男女10人が逮捕された。大規模な捜索の結果、小型拳銃2丁、弾丸5発、青い錠剤数個、白色粉末数個、および麻薬秤2個が発見された。
当初、地元メディアは銃撃犯を含む11人を逮捕したという報道(8月1日付)であったが、起訴されたのは10人となっている。どうやら、11人逮捕は誤報で、10人の逮捕であったようだが、この事件及びその容疑者逮捕について、同報道メディアは、数の違いについて全く触れていない。カンボジアの国内メディアでは、海外向けの英語版でも同じ事件で正反対のような内容記事を同日に掲載することがたびたびある。
このプノンペン都心部の銃撃射殺事件、麻薬絡み起訴で終わっているが、事件の動機等の詳細は全く発表されていない。ベトナム大使館には説明されているのだろうか。
掲載写真:Khmer Times