自然保護活動団体は1月8日(水)曜日、世界的に絶滅危惧の懸念があるオオヅルのカンボジアにおける個体数調査を行い、生息数はほぼ横ばいで安定しており、2024年には178羽が記録されたと述べた。
オオヅルは、体高が1.65メートルにもなる最も背の高い飛ぶ鳥であり、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧種として記載されています。
「2024年の調査結果によると、カンボジアでは合計178羽のオオヅルが記録された」とネイチャーライフ・カンボジアの自然保護団体のボウ・ヴォルサック最高経営責任者は語っている。「この数は、合計180羽のオオヅルが記録された2023年の調査結果とほぼ同じです」とヴォルサック氏は付け加えた。
ヴォルサック氏は、過去10年間でオオヅルの数は死亡率の高さと営巣成功率の低下により減少していると述べた。
同自然保護活動家は、「カンポット州南西部のコンポン・トラック地区にあるアンルン・プリン湿地は、毎年12月から5月の非繁殖期にオオヅルの個体数の35%以上を支える重要な湿地である」と述べた。
同氏は、「オオヅルを保護し、地元の生活を改善するために、環境省がネイチャーライフ・カンボジアと協力し、2019年にオオヅル米イニシアチブを立ち上げ、このイニシアチブではアンルン・プリン近郊の田んぼの農家がオオヅルと地元の生活の両方を支援することに取り組んでいる」と付け加えた。
掲載写真:アンルン・プリン保護区のオオヅル