絶滅危惧種「トキ」を新たな繁殖地へ移送が完了

絶滅が危惧されている12羽のシロエリハゲトキが無事に新たな繁殖地に移送され、アンコール生物多様性保全センター(ACCB)による健康診断が行われたという。

ACCBの12月31日(火)の声明によると、脆弱なシロエリハゲトキの捕獲ミオパシー(ストレス誘発性死亡)による鳥のストレスを最小限に抑え、安全を確保するために慎重に計画を立てて捕獲し保護地に移送した。そのため、ACCBは繁殖用の囲いの改修し、トキは別の鳥舎に一時的に滞在した後、繁殖期に間に合うように飼育ステーションに戻される予定だと述べた。

現在、世界中に約1,000羽のシロエリハゲトキが生息しており、ACCBは、世界のシロエリハゲトキの最大数95%がカンボジアに巣を作っていると推定している

また、ACCBの保護繁殖プログラムは、種の将来を守る上で重要な役割を果たしていると指摘した。2023年3月、ACCBは初めて人間の保護下でのオオトキの繁殖に成功している。また、この2年間で、この素晴らしい鳥の救助、リハビリ、繁殖のために2017年に設立された保護コロニーに6羽の子孫が配置された。

掲載写真:ACCBの提供

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