米国は「カンボジアとの防衛関係を修復したい」と示唆とK/Times報道

タイ湾に面するレアム海軍基地での中国の軍事的存在に対する懸念と疑惑を表明している米国は、何年にもわたる緊張した関係の後、カンボジアとの「生産的な」二国間防衛関係を構築したいと考えていることを23日までカンボジア訪問中のオースチン米国防長官を通じて示した、Khmer Timesは報じた。

ASEAN-米国国防相非公式会合の傍らで、カンボジアのバイン国防相は11月22日(火)、ロイド・オースチン米国防長官と会談した。カンボジア国防省によると、同会談中、バイン国防相は双方の間の「誤解と意見の相違」の解決を求めたという。

「カンボジアと米国の間の軍対軍関係は困難な段階にある」、「両軍の協力が重要であると考えるのであれば、相互理解と互いの利益を尊重する最善の方法を見つけなければならない」と同国防相は述べた、という。

カンボジア国防省によると、オースティン国務長官は、米国の「人権と民主主義の問題だけでなく、中国の軍事基地化という疑惑の透明性の欠如に対する懸念」のために、両国の国防省間の関係が長年にわたって悪化していることに同意した、と述べたという。これで米国との関係を良好なものにしたいというカンボジア側の意向は解るが、Khmer Timesが報じるようなカンボジアに対する米国の懸念が解け、良好な関係を望んでいるというのは早計な判断である。

掲載写真:レアム海軍基地を訪問した米軍艦船 イメージ 画像;Khmer Times

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