米国からカンボジアに逃亡、逮捕の女性殺人容疑者4百万ドルの保釈金に

米国からカンボジアに逃亡し、再逮捕された2人の女性殺人容疑者は、400万ドルの保釈金が決定した。

殺人事件で起訴された2人の女性は、当局が保釈中に昨年GPSモニターを付けることを命じたが、それを切断し、カンボジアに逃亡し、再逮捕された事件である。「世界の犯罪者の逃げ込み場所」と知られるカンボジアならではの逃亡先である。

米国FBIとカンボジアの法執行機関は2月に2人を発見し、先月米国のダラスに引き渡された。

ダラス州地方裁判所・アンバー・ギブンス裁判官は、6月1日(水)にリサ・ジョー・ダイクス(59歳)とニーナ・タマー・マラノ(50歳)の保釈金を400万ドルに設定した。この2人の容疑者は、シアトルからダラスを訪れていたマリセラ・ボテッロ・ヴァラデスさん(23歳)の2020年の刺殺事件で、殺人と証拠改ざんの罪に問われていた。同事件では他にチャールズ・アンソニー・ベルトラン(33歳)も殺害で逮捕されている。

2人の容疑者は、最初に2021年3月にフロリダで逮捕され、50万ドルの保釈金でダラスで保釈中であった。裁判所の発表によると、彼らは足首GPSモニターを外し、逃亡し、カンボジアに逃げ込んだという。

検察は1日に裁判官に女性の保釈金を500万ドルに設定するよう求めた。その理由に「50万ドルと[電子レッグモニター]は、容疑者を法廷に出廷させ、債券の条件を順守させるのに十分ではなかったようです」と、400万㌦の保釈金を決定したという。

これら3人の差ユジン容疑者の裁判は9月に始まるという。

掲載画像:カンボジアで逮捕された殺人犯2名 画像:Khmer Times

おすすめの記事