「保護林地への違法な侵入は増加し続けているが、大規模な木材伐採活動は阻止された。」と4日の環境省での記者会見で報道官NethPheaktraが発表した。さらに同報道官は保護地域の当局に違法侵入、違法伐採、森林破壊を防ぐよう要請した、と付け加えた。
森林保護地区への違法侵入が増加し続けている
同省の発表によれば、「現在、保護地域での大規模な伐採と盗伐輸送活動はもはや存在しない。しかし、同省は、価格の地価が高騰し、需要が増加するにつれて、森林地への違法な侵入が増加し続けていることを発見した。」「同省はすでにいくつかの保護地域での土地紛争の解決に取り組んでいるが、より厳格な保護措置が必要である」と述べ、「違法な侵入を防ぐための効果的な手段であると信じているため、土地紛争解決を優先しました。土地の侵入は犯罪であるため、侵入した人々を犯罪者として扱う。」とのこと。「地価の高騰、開発、農業、農産業などのための土地の需要の増加により、森林への違法な侵入が増加している。」と危機感を強めている。
1964年カンボジアの森林面積73%、2018年には46.86%に急減
同省が把握している報告によれば「1964年にカンボジアの森林面積がカンボジアの総面積の73%を占めていたが、それ以降、2018年には46.86%に減少した。」
同省によれば、「森林を保護するためには、侵入を防ぐための積極的な取り組みとともに、保護地域に明確な境界がなければならない」とされ、同省が保護していた森林地帯は、その地域の人々に侵入されているが、明確な境界がないため、侵入を特定するのが困難であった。
4日、環境大臣のセイ・サマル氏は彼の管轄する職員に、境界の支柱を建て、保護地域を国有地に登録する作業をスピードアップすることにより、天然資源を保護し保護する努力を続けるようにと、述べた。
国境を越えてタイ領の森林でも盗伐
環境省による保護森林の破壊への危機感の表明だが、盗伐による森林破壊は国境を越えてタイ領の森林にも及んでおり、盗伐犯の中には国境付近駐屯のカンボジア国軍兵士も混じっているという証言も出てきている。事は深刻なのである。
*参照:下記の文をクリックしてください。
① タイの森林レンジャー、北部・カンボジア国境付近で違法伐採団と銃撃戦
*掲載写真:環境大臣セイ・サマル氏の記者会見 画像:Khmertimesより