この種の話なると、日本でもニュースなり、欧米のほうが騒ぎ大きくなるという傾向がある。日本でも話題になるのは、欧米化の影響であろう。犬肉食は問題だが鯨は問題じゃない。牛や豚、鶏は家畜だから、要は議論が尽きず「愛護」という運動には「健全育成」同様に偽善を感じる人が多い。その上での記事である。人間は雑食動物で種の頂点に立っているが故に議論が起きる。米国が軍備で頂点に立ち、中国がそれを追いつけという状況で身勝手な行動を自己弁護や居直る論理の袋小路と似たところがある。
カンボジアの犬肉食には打撃
地元メディアはカンボジアの犬肉取引が大きな打撃を受けた、と報じています。開業以来100万匹以上の犬を殺したと推定されるコンポンチャム州スクン地区の犬の食肉処理場は、4日(木曜日)に閉鎖された。世界的な動物福祉(愛護)団体は、16匹の犬すべてを現場で救助し、ケージを解体し、「(犬)溺れさせる水槽」を取り壊しました。
スクン食肉処理場は、この地域の犬肉の主要な供給業者で、1995年に施設を開設して以来、処理施設所有者は1日あたり最大200匹の犬を溺死させ、カンボジアの首都プノンペンとその周辺の犬肉レストランに生肉を供給したと述べている。
コンポンチャム州スクンの位置
カンボジアの犬肉処理、その調達手段こそが問題
地元メディアは、カンボジアでは毎年推定300万匹の犬が殺されており、その多くはペットの盗難であると述べている。犬肉文化以前にいかにもカンボジアといったことの大きな問題である。何しろ市場で盗難パスポートが翌日売られていた国ですから(2000年代の事実、日本人が反タイ暴動の時に強奪された。)。ここが犬肉食文化の他国との大きな違いであろう。
東南アジアでの犬と猫の肉の取引に関する調査の一環として、同愛護団体は、カンボジア全土にいくつかの大量の食肉処理場と数百の犬肉レストランを発見しました。そのほとんどはプノンペにあります。「過去25年間で、100万匹以上の犬が施設で溺死しました。犬を溺死させる習慣は、甚大な痛みと苦痛を引き起こし、人道的な安楽死の国際基準に準拠していません。私たちが現場で見つけた16匹の犬は、この恐ろしい時代遅れの慣習の最後の生存者であり、現代社会には存在しません」と、獣医で東南アジアの欧米系の動物愛護団体:FOUR PAWS Stray AnimalCareの責任者であるDr.Katherine Polakは報告している。
昭和の時代には日本でも、お爺ちゃんが「赤犬は美味い」と言っていた。韓国、中国、ベトナムは依然、犬肉文化が残っています。規模は縮小されてもこうしたものは生き残る。
それに在カンボジアの日本人の皆さん、盗難には注意していると思いますが、ペットの盗難にも中が必要です!鍵の家に育った日本の高齢者にはカンボジアの家の鍵の多さに辟易しますが。
*掲載写真:イメージ 画像:Khmer Timesより