村の長が、IDPoorカードを持っている貧しい年配の女性から300ドル近くを盗んだことが判明し、17日に役職を解かれた。このネコババ村長はコンポン・トム州コンポン・スヴァイ地区ダムレイ・スラップ区に住んでいた57歳のルオン・ロングと特定した。
セコイ事件だが、地位や職を利用する公務員の横領事件はよくあること
コンポン・トム州の副知事カンハナ氏によれば、フンセン首相は貧しい高齢者や障害者に毎月約36.25ドルを提供してきた。ロングはIDPoorカードを持っている63歳のコム・ナブ Khom Navにお金を配布しなかった。そのお金を容疑者は村長の地位を利用して横領し昨年5月にタイから帰国した出稼ぎ労働者である自分の息子に渡していた。被害者ナビの息子が2月13日に村長に警告し当局に介入を求めた後、横領スキャンダルが当局に知られたという。調査後、横領が事実であると判明し、直ちに村長を解任し、地区当局が被害者ナビに損害賠償を支払ったという。
なおコンポン・スヴァイ地区警察トン・プティ大佐は、解任された元村長が被害者に金を返済することを約束したため、逮捕されていないと述べている。
なんともセコイ事件であるが、地位や仕事を利用した相手の無知に付け込んで横領する公務員はあらゆる省庁にいるのが実態である。
*掲載写真:貧しい者への公的支援金を横領して解任された元村長 画像:Phnom Penh Postより。