昨日朝、350人超の人々が暴徒化し、クラチエ州の環境事務所に放火した

5日の朝、少なくとも350人の人々がクラチエ州の環境事務所に集まり、やがて暴徒化して事務所に放火した。

同事件は2023年8月5日朝、クラチェ州オクレアンセンチェイ地区スレチチ自治区スレチチ村で発生した。

オクレアン・セン・チェイ地区警察署の報告書によると、スレチチ村、リエン村、スレチチコミューンのアンポク村を含む3つの村から合計350人以上が事務所を襲撃し、放火したという。

人々は、保護区内の樹木の伐採を取り締まった環境当局に激怒していたとのこと。

抗議に集まる住民 クラチェ Khmer Times

クラチエ州地方裁判所の検察官:ケウ・ポンナラ氏は、現場を確認し手順に従うため、地方憲兵隊、地方警察長官と手続きを調整するために検察の代表を派遣したと述べた。

なお検察官は、環境当局が製材所、切断装置、機械を押収したことが原因では、と述べている。

違法伐採を取り締まるのは環境省当局の当然の行為であるが、それに抵抗、怒って350人超が集まり、暴徒化するというのは稀なことで、「反抗するには理由がある」という言葉の通り、その理由が明らかにされないと、一概に350人余の人々を暴徒と決めつける訳にはいかない。報道では、その理由そのものが報じられていない。

掲載写真:Khmer Times

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