昨年度のカンボジア全土の火災による死者数と負傷者数は、2022年の前年に比べて大幅に増加した。
内務省消防署の報告によると、昨年は全国で火災関連事件により50人以上が死亡、97人が負傷したが、
2022年は死者17人、負傷者24人だった。
内務省消防警察局長のネス・ヴァンサ氏は1月2日、2023年全体で全国の火災関連の死傷者数が23%以上増加したと述べた。
同氏は、2023年には761件の火災事故が発生し、54人が死亡、97人が負傷し、579軒の家屋と57軒の屋台が破壊されたと付け加えた。
同氏は、2022年には618件の火災が発生し、17人が死亡、24人が負傷し、697軒の家屋が焼失し、109軒の屋台が被害を受けたと述べた。
同ヴァンサ氏は、761件の火災のうち136件がプノンペンで発生し、カンダル州では71件の火災が発生し、カンポットで57件、シェムリアップで51件、パイリンで7件、オダール・メンチェイで6件、ケップ州では2件のみだったと述べた。
火災原因の約41%は電気系統の故障の漏電、約40%は調理中のミス
同氏によると、火災のほとんどは電気的故障によるもので41.28%、木材、木炭、ガスを使った調理によるものは40.43%、その他の要因によるものは18.29%だったという。「毎年、特に乾季に火災による災害が発生し続け、深刻な被害をもたらし、負傷者、死亡者、家屋の損害、環境やその他の財産への損害をもたらしています」と同氏は述べた。
掲載写真:Khmer Times