プノンペン市裁判所は25日(金)、2023年8月にシェムリアップ州の歯科医院を訪れた中国人の麻薬犯罪者囚人を刑務所から治療を受けさせようとしたとしたところ、米国国籍を含む13人が囚人の脱獄を図った事件の審理を開始した。
被告はカンボジア系アメリカ人7人、カンボジア人2人、中国人2人、台湾人1人、サウジアラビア人1人である。
裁判長のホック・ポブ氏は、被告のカンボジア系アメリカ人として、フェブ・ブラセス・セス(41歳)、イン・チャンティ(35歳)、サヴィ・サブス(40歳)、ソム・デイビッド(33歳)、レム・ソファル(35歳)、フロスト・サラス・ショーン(39歳)、シム・ソウン(46歳)、クロエ・インロン(40歳、)女性、サウジアラビア人のアルシャマリ・サラ・ハマド(41歳)の名前を挙げた。
この事件、麻薬犯罪で有罪判決を受けた中国人の陳欣漢(52歳)を脱獄させようとした台湾人の陳元勝(43歳)そしてカンボジア人の2人はプラック・チャムロウン(37歳)とカーン・ソカ(29歳)が加わる。
囚人以外は武器所持の戦闘集団組織で、逃亡、逮捕、拘留および不法監禁、武器の使用、公共の場での武器の廃棄、マネーロンダリングおよび麻薬密売の罪で起訴されていると裁判省は発表している。
同裁判長によれば、被告全員がプノンペンのプレイサール刑務所の第1矯正センター(CC1)と第2矯正センター(CC2)に一時的に拘留されていると述べた。
この事件、麻薬組織犯罪の大物囚人が刑務所から脱走しようと他の12人を雇って脱獄の手伝いを図り、シェムリアップの街に衝撃が走った事件である。
掲載写真:プノンペン裁判所の提供