警察当局は昨年(2022年)、麻薬密売と国内での密売流通をめぐって、10ヵ国から319人の外国人を逮捕した.
国家薬物撲滅局は2月14日、「薬物犯罪を積極的に取り締まり、薬物乱用の影響を教育し広めるためのキャンペーンを実施した」と述べた。
同局の報告によると、警察官は昨年 6,390 件の薬物事件を処理した。2021 年( 6,308 件)に比べて 82 件増加している。
警察は15,002人の容疑者を逮捕し、2021年と比較して1,023人増加したという。15,002人の麻薬犯罪容疑者のうち、14,683人がカンボジア人で、319人が外国人だった、と同局の報告にある。
報告書によると、昨年の薬物押収量は 14 トン以上で、2021 年の 4 トンと比較して、急増した。前年比の3倍以上となっている。当局はまた、48,037 本の植物を破壊し、60 キログラムを超える乾燥マリファナと 504 トンの化学物質を押収しました。
国家薬物撲滅局・事務局長は14日、「薬物に関与した外国人のほとんどは中国本土、台湾、タイ、ラオス、ベトナム出身者であり、カンボジアの法律に従って刑に服している」と述べている。
「外国人がカンボジアで犯罪を犯した場合、彼らはわが国で刑に服さなければならず、2023年までに、当局は国中の麻薬犯罪を防止し取り締まるための明確な戦略と計画を持っている」と付け加えた。
昨年(2022年)の麻薬取締り作業の結果と今年の方向性に関する会議で、同局の Ke Kim Yan 総裁は昨日、所轄官庁に対し、遠隔地にあるマンションや工場、医薬品の加工および流通の検査(捜索)を強化するよう指示した。
同総裁はまた、特に薬物乱用とより効果的に戦うために、全国の地方レベルで安全な村とコミューンの政策を強化するよう当局に要請したという。なかでも、「薬物および化学物質関連の数値は驚くほど多く、薬物犯罪の防止と取り締まりを継続するための緊急の措置が必要である」と付け加え、強調している。
掲載写真:Khmer Times