恐怖のオミクロン株の噂話に駆られてタイから帰国者急増
噂社会のカンボジア、早速にタイのカンボジア人労働者の間にオミクロン株に恐怖が出所不明な噂に駆られて陸路で帰国する者たちが急増している。デルタ株感染が拡がった時と同じような減少である。あの時もカンボジア政府は対応に苦慮した。やはり、カンボジア政府の噂に踊らされて慌てるな！という警告も無視され、人々の多くは帰国の途についている。
最近、タイからカンボジアに戻る移民労働者の数が著しく増加している。タイは合法的な移民労働者の職場復帰を歓迎するために国境を開放しましたが、オミクロン株に対する恐怖が一部の労働者の旅行を妨げています。新たなオミクロン株の出現で、感染を恐れる人もいれば、デルタと同じくらい危険になるのではないかと心配する人もいるという。
8月には、数千人の移民労働者がタイから帰国しましたが、これらの数はその後数か月で劇的に減少していた。それで一部の国境検問所では1日あたりわずか50人の帰還者が見られる程度になった。しかし、11月下旬から12月上旬までにこの数字は1日あたり約500に著しく上昇したという。
タイと国境を接する各州は大変だ。帰国者の対応に追われる
ウドンミアンチェイ Oddar Meanchey州の副知事：Dy Rado氏は、出稼ぎ労働者はオミクロン株亜について非常に心配しており、「出稼ぎ労働者はタイで仕事を見つけるために一生懸命働いており、多くの場合、求人ブローカーに支払うため、または不法に国境を越えるために多額の費用を費やしています。それにもかかわらず、過去数週間で、1日あたり100人以上の移民労働者が戻ってきました」と述べている。
また「それらのほとんどはタイ政府によって完全にワクチン接種されているか、カンボジアは検疫センターの労働者にも接種している」と付け加え、困惑を隠せない。
バンテアイミアンチャイ Banteay Meanchey州副知事：Ngoun Mengchrounは、「国境の両側の当局が懸命に働いているにもかかわらず、帰還者の数が増えている」と述べ。「1日あたり200人以上の移民労働者が戻ってきています。タイ当局によって国外追放された違法労働者は100人未満だ」と具体的な数字を挙げて帰国者対応に追われている国境係官の立場を代弁した。
バッタンバン州知事：Sok Lou氏は19日、最大200人の移民労働者が王国に戻ってきたが、O'Anlok国境通過は1日あたり100人以上の移民労働者を受け入れているており、「12月のこれまでのところ、州には1,000人以上の帰還者がおり、先月は20〜30人の労働者しかいなかったため、帰還の理由を疑問視した」と述べている。
噂社会だから、パ二くる
以上、タイ国境と接する各州政府は国境での帰国者の急増に追われている現状を語っているが、タイにいる出かせぎ労働者の間に共有されている噂の内容はかなり恐怖を煽っているもののようで、カンボジア人一般は「身近な家族以外は信用していない」という人が圧倒的で、それ故に逆比例に噂には動揺しやすく誰かが動くと後先なく考えなしに行動する性情の人たちが多いことが、これでもよく解る。そしてこうした際に遵奉意識は極端に低くなる。
下記の地図を参考に
ウドンミアンチェイ州
バンテアイミアンチャイ州
バッタンバン州
＊掲載写真：タイから出稼ぎ労働者の帰国増で対応に追われる国境ポイント 画像：Khmer times
