日本人グループの還付金詐欺摘発、就職詐欺の被害者が日本大使館へ
タイで“特殊詐欺”グループ摘発 「医療費の還付金戻る」うそ電話 日本人5人逮捕

12月12日(月)、日本人詐欺団がタイのバンコクを拠点とする日本人向けのオンライン還付金詐欺事件で摘発され、日本国内で大きく報道されている。

28歳の日本人男性を監禁した疑いで、特殊詐欺グループとみられる日本人の男、あわせて5人がタイ警察によって逮捕された。

タイ・バンコクの中心部から約20km離れた住宅街を拠点としていたこのタイの日本人詐欺グループは区役所職員や銀行員を装い、「医療費の還付付金が戻る」などと日本国内にうその電話をかけ、相手の銀行口座から現金をだまし取っていたとみられています。電話でやり取りする際に用いるだましの「マニュアル」が押収されました。

また、28歳の日本人男性は、高給の就職詐欺の被害に遭い、パスポートなどを取り上げられて監禁状態で詐欺電話を強要されていたが、隙を見て脱走し、在タイ日本大使館に連絡した。タイ警察は日本大使館からの連絡を受け、捜査に乗り出したようである。なお、この騙されて監禁、強制労働させられた日本人、証言によれば一日300人の詐欺電話がノルマだったという過酷なものであった。

中国系マフィアのオンライン詐欺の拠点があるカンボジア、ラオス、ミャンマーだが、周辺国から台湾まで高給を謳う就職詐欺で監禁、強制労働が各国で大きな問題となっていたが、今度はタイに拠点を設けた日本人のオンライン詐欺団体、監禁・強制労働に到って逮捕につながった。「やはりな!」という感があるが、タイの日本人詐欺摘発と監禁強制労働に事件はカンボジアにおいては、他人事ではない。騙し、暴力で脅す詐欺団体に被害者共に日本人というのは、カンボジアとて例外なく起こりうる事件である。

そのうち東南アジア各国(カンボジアを含む)在日本大使館からも安全情報の注意メールが配信されるであろう。

日本の急激な円安で海外に活路を求める日本人が多いといった報道がなされた後の、水を差すようなニュースですが、海外に出たからといって、オイシイ話には裏があるといったものです。同胞を食いものにするようなな者は国外にいるものだ、ということですね。

掲載写真:FNNニュース<タイで“特殊詐欺”グループ摘発 「医療費の還付金戻る」うそ電話 日本人5人逮捕>(YouTubeより)、脱走して日本大使館に連絡した日本人被害者も詐欺加担で逮捕されたようです。

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