
上野篤駐カンボジア大使は、今年4月から日本の防衛大学校(NDA)で学ぶ予定の士官候補生を送り出すとともに、NDAのカンボジア人卒業生と再会し、両国間の軍事協力を拡大するためのレセプションを主催した。
18日(火)の夜に大使公邸で開催されたイベントには、国防省の代表者、今年4月からNDA大学院を含むNDAで学ぶ4人の新入生、およびカンボジアのNDA卒業生が出席した。
4人の士官候補生は、国防大学のイン・ヴィラクパニャ中尉、チン・ダリダン軍曹、フオル・メンレン二等軍曹、カンボジア王国軍国家対テロ特殊部隊司令部のティン・スンホン一等兵である。
NDA とカンボジアの関係は、2001 年 4 月にカンボジア人学生 2 名が初めて学部課程に入学し、2002 年には別の士官候補生がアカデミーの研究課程に加わったときにまで遡ります。それ以来、毎年 2 名のカンボジア人士官候補生が派遣され、現在までに合計 52 名の士官候補生がアカデミーの学部課程と研究課程の両方で学んでいます。
上野大使によると、日本は過去のカンボジア人士官候補生の優れた成績とフン・セン前首相の要請を受け、2024年度から学部課程に入学するカンボジア人士官候補生の数を2人から3人に増やした。
国防省のフォン・シパン国務長官は、ティー・セイハ副首相兼国防大臣を代表して、日本からの卒業者に対し、省内および総司令部内において、士官候補生をそれぞれの技能に基づいて配置することを優先していると述べた。このアプローチは、カンボジア王国軍の進行中の改革への士官候補生の参加を促進することを目的としている。
上野大使によれば、来月、3年連続で海上自衛隊の艦艇がカンボジアを訪問する予定だという。
「今回の寄港は世界から大きな注目を集めると予想されており、両国間の海軍協力がさらに深まると信じている」と付け加えた。
掲載写真:在カンボジア日本大使館の提供