
日本がタイとカンボジアに国境の再開を迫る中、タイ軍は国境を越えた移動の再開に条件を設定した一方、カンボジアは係争地域からの軍撤退を拒否している。
先週コ・コンで開催された一般国境委員会(GBC)では、その成果は広く非常に満足のいくものとみなされ、カンボジアとタイの代表団は、軍事的緊張が始まって以来2か月以上閉鎖されている両国の陸上国境について触れた。
会談後の記者会見で、カンボジアのティー・セイハ国防相は、日本は物流と経済上の懸念を理由にカンボジアとタイに陸上国境の再開を要請したと述べた。
「会談では、この点での正常化の必要性が強調され、日本側は、重要な地域サプライチェーンの維持に必要な物資輸送のために国境検問所の再開の実現可能性を両国が検討するよう提案した」とセイハ元帥は述べた。
タイ第2管区軍司令官ブンシン・パドクラン氏を含むタイ軍高官らは国境規制の緩和に反対している。
タイ外務省は金曜日、国境からの重火器の撤去、地雷の除去、オンライン詐欺師に対する共同行動という3つの重要な問題で具体的な進展が見られるまで、タイとカンボジアの国境は閉鎖されたままとなると発表した。
同省報道官のニコルンデイ・バランクラ氏は、カンボジアがGBC会議で「前向きな成果」を上げたことを認め、双方が停戦へのコミットメントを再確認したが、3つの優先事項で目に見える進展が達成されるまでは国境通過や貿易緩和は行われないと強調した。
掲載写真:カンボジア国防省

