
中国の軍事的影響力が地域内で拡大する中、日本は自由で開かれたインド太平洋を推進することを目指しており、中谷元防衛大臣は8日(火)、今週末から海上自衛隊の艦艇が中国の出資で改修されたカンボジアの海軍基地を訪問すると述べた。
中谷氏は記者会見で、艦艇は土曜日から4月22日まで、タイ湾沿岸のカンボジア・プレアシハヌーク州にあるリアム海軍基地に寄港する予定だと述べた。
この発表は、中国とカンボジアが今月初め、北京の支援を受けて基地の拡張工事の完了を祝う式典を開催した後に行われた。
防衛省によると、インド太平洋地域と中東に派遣されている掃海艇と掃海母艦が同東南アジア諸国を訪問する予定で、基地拡張以来初の外国艦艇の寄港となる。
中谷氏は、海自艦艇2隻の寄港計画はリアム基地の「より開かれたもの」となるだろうとし、海外での作戦拠点を確保しようとする中国の「極めて注目に値する」動きに対し、日本は引き続き警戒を続けていると付け加えた。
掲載写真:日本も中谷元防衛大臣