既にご存じ方も多いと思いますが、日本政府は2月2日、カンボジアをオミクロン株指定国にしました。従って在カンボジア日本人の方への帰国時の規制が強化されます。
2月3日付けで配信された在カンボジア日本人に在カンボジア日本大使館からメール「カンボジアの「オミクロン株(B.1.1.529系統の変異)に対する指定国・地域」への指定に伴う日本入国時の防疫措置の強化」によると、帰国時の規制強化が確認できます。以下、配信メールの内容です。
2月2日、日本国政府は、カンボジアにおけるオミクロン株の感染状況を踏まえ、カンボジアを「オミクロン株(B.1.1.529系統の変異)に対する指定国・地域」に指定すると発表しました。
(ご参考)「オミクロン株(B.1.1.529系統の変異)に対する指定国・地域一覧(令和4年2月2日時点)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000883241.pdf)
これに伴い、カンボジアから日本へのすべての入国者は、これまでは、入国後は自宅又は宿泊施設で7日間待機いただくこととなっていましたが、令和4年2月5日午前0時からは、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で3日間待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けて陰性と判定されれば、検疫所が確保する指定施設を退所し、入国後 7日目までの間自宅等待機を求めることとなりました。
さらなる詳細については、以下の外務省ホームページを御確認ください。
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C014.html)
上記措置と併せて、出発72時間以内の陰性証明書の取得など、これまで求められていた日本入国時の防疫措置も引き続き有効です。
(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
(外務省ホームページ)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html
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在カンボジア日本国大使館 領事班
TEL: 023-217-161
https://www.kh.emb-japan.go.jp
在シェムリアップ日本国領事事務所
TEL: 063-963-801
以上です。
冒頭にある<「日本国政府は、カンボジアにおけるオミクロン株の感染状況を踏まえ、カンボジアを「オミクロン株(B.1.1.529系統の変異)に対する指定国・地域」に指定する>の記述のように、日本政府の判断は、カンボジア国内メディアが報道する保健省の公式発表自体の数値を信頼していないことを示してします。要は感染が発表以上に蔓延している、と見ているのでしょう。それ故の帰国者の規制強化です。特に強化されたのは検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で3日間待機です。さらに従来の7日間の自宅待機が加わります。
「令和4年2月5日午前0時からは、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で3日間待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けて陰性と判定されれば、検疫所が確保する指定施設を退所し、入国後 7日目までの間自宅等待機を求める」
「ああ、帰りたい。帰れない。」
ますます帰国の障害が増えました。日本国内のオミクロン症例がピーク越え、またカンボジアのオミクロン感染の波が早く終わること祈るばかりです。春の帰国を考えている皆様、難しい判断が迫られています。