悲劇、誰も他人事ではない 妊婦、入院30分後に死亡
カンボジアニュース

情報省は、COVID-19による最新の死亡者を確認しました。これは、妊娠7か月のコンポンスプー州出身の30歳の工場労働者です

女性は、コンポンスプー州コングピシー地区のピッチモニーコミューンのコルクダンコア村に住み、カンダル州のアンスヌール地区の工場で働いていました。彼女は州の紹介病院に入院しましたが、約30分後に亡くなった。

悲劇だが他人事ではない 

カンボジアでは、彼女に妊娠7か月であったこと、容体の急変で入院30分で亡くなる。おそらく彼女の身近な人が病院へ運び入れたのだろう。医師も看護師も懸命に手を尽くしただろう。それでも胎内の子も含めて亡くなった。こうした事例である故に大きなニュースになっている。けして人知れず死んだのではないのがせめても救いである。哀悼!

日本では昨年、病院が受け入れず人知れず死んだ人が150人以上

が、思えば日本では昨年中に病院にも行けず、だれにも看取られずコロナ感染で亡くなった方が150人を数えていた。これは行政の不作為のよる死である。保健所を行政改革の名で統廃合し、その結果、保健所が地域の社会衛生という本来の仕事をせず、電話番と上級役所の報告に追われ、人手不足になると非正規の職員を雇いその場しのぎをし、監督官庁の厚労省は権限を手放さずファックス連絡に固執、それへの批判が多くなると非能率なアプリの押しつけという泣き笑いのような姿が今の日本の現状。ワクチンは貯蔵しても接種者が間に合わない、1日1万人打ったとニュースは伝えるが、カンボジアは同時期に1日、プノンペンのレッドゾーンで2万人接種である。さて、病院にも入院できず、電話連絡のみで孤独死が最初に話題となったのは昨年4月の埼玉である。そのニュース、明らかに埼玉県知事は動揺を隠せなかった。その後150人以上、埼玉県知事のような姿は他の都道府県知事に2度と見ない。ニュースにもならない。

5月8日NHKニュース「神戸市 施設で25人感染死職員が証言 “見殺しではないか”」とあった。病院が受け入れられず次々と亡くなったというニュースである。だがそれ以前に、1年近く病院が受け入れずに自宅で亡くなった者の多くは見殺しではなく行政の不作為による「棄民」である。

コンポンスプー州知事のVy Samnang氏は、市民、特に工場の労働者に、COVIDのような症状が現れた場合は、管轄当局または保健当局に直ちに情報を提供するように呼びかけました。カンボジアでは、まだ棄民にいたっていない、と思われる

プノンペン都は昨日も500人台の新規感染者、これが人口比で東京都なら500×4.5=2550人、感染率は東京都の現在の2.4倍である。

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