当局、コロナウイルス・イギリス変異種の流入に警戒を強める

カンボジアは、英国で発生した新型コロナウイルス(COVID-19)イギリス変異種の感染力の高さを警戒しており、週末にベトナムとタイで同変異種が報告され、カンボジアへの流入に神経を都が尖らせている。同変異種は感染力は強いは、重症化する危険は従来の種と同様であるとされている。

タイ、ベトナムでもイギリス変異種を確認

イングランド南東部で9月に発見されたこの変異種が、同国での感染者の急増の原因であると見られており、昨年末には日本でも相次いで発見されている。

まず、ベトナムでは、イギリスから帰国したベトナム人女性は、12月24日に入国検査で感染が確認され、その後変異種であることも確認された。またタイでは、最近に到着した4人の英国人家族からも入国検査で同変異種が確認された。

タイから帰国の出稼ぎ労働者、先週末で17人の感染者確認

sカンボジア当局は、変異種が「スーパースプレッダー」を生むと警戒を強め、カンボジア国内に侵入を防ぐためにベトナムとタイとの国境に沿って検疫をいっそう強化した。

 

特にタイ国境に沿った強化された検疫は、2日時点で16人、さらに4日時点で1人の帰国出稼ぎ労働者から新型コロナウイルス(COVID-19)を確認した。バッタンバン州副知事:Soeum Bunrithyは、「国境警備隊とカンボジア王国軍を含む、国境と100メートル離れたいくつかの回廊に沿って部隊を配置することによって予防措置をすでに準備した」、「タイで働くカンボジア人に、ウイルスの新株をきっかけに、タイ当局の指示に従うよう」に述べた。

バンテアイメアンチェイ州副知事:Ly Saryは昨日、州内のタイから帰国した出稼ぎ労働者はこれまで感染者は確認されていないが、当局は「タイ国境の回廊に沿って300人以上の警察と軍の将校を配置した」と述べた。

TboungKhmum州のTrapaing Phlong国境検問所。

なお、ベトナム国境でもいっそう検疫強化が始まった。

*掲載画像:Khmer Times, Phnom Penh Penh Postより

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