アンコール遺跡入場券の販売を監督する「アンコール・エンタープライズ」(民間企業の委託経営)の報告によると、カンボジアで最も主要な観光地であるアンコール遺跡公園には、今年最初の5か月間で47万2,258人の外国人観光客が訪れ、前年比で約37%増加したという。
この6月1日に発表された報告書によると、観光客数の増加が直接の原因となって入場パスの販売から得られた収益は38.2%増加し、2,220万ドルに達したという。ようやく遅ればせながらアンコール遺跡群に外国人が戻ってきた兆しである。
シェムリアップ州北西部に位置する401平方キロメートルのアンコール遺跡公園には、9世紀から13世紀にかけて建てられた91の古代寺院遺跡があります。カンボジア観光の㌦箱とも言えるこの公園は、1992年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録され、今も東南アジア諸国で最も人気のある観光地であり、世界中から観光客を惹きつけている。
同社によると、5月だけで同遺跡公園を訪れた5万879人の外国人観光客から228万ドルの収益を得たとのことである。
2024年現在、公園への入場料は、1 日訪問の場合は 37 ドル、3 日間の場合は 62 ドル、1 週間の場合は 72 ドルです。
2023年には、79万8000人以上の外国人観光客がアンコール遺跡の高額な入場パスを購入し、同委託企業は3700万ドル以上を稼ぎ、前年比222%増となったという。掲載写真:国営カンボジア通信(AKP)