日本の法務大臣の再三にわたる失言が明るみにでて辞任に追い込まれる中、岸田首相は、予定の10時間遅れでプノンペンに到着した(日本時間7時30分)。同首相は本来、1泊するはずだったホテルに2時間も滞在できずに会場へ向かうという強行日程となった。
ASEAN(東南アジア諸国連合)と日本、アメリカ、中国などが参加する一連の首脳会議がカンボジアで始まり、12日各国との議論をスタートさせている。
岸田首相は、「『日ASEAN気候変動アクションアジェンダ2.0』や、現実的なエネルギー移行の推進、持続可能な森林経営の促進を通じ、エネルギー安全保障、持続可能な成長を確保しつつ、バランスの取れた脱炭素化を支援します」と出発前に述べている。また、「ASEANと日中韓3カ国の首脳会議では、つい先ほどまで、ロシアのウクライナ侵攻や、北朝鮮の弾道ミサイル発射などへの対応を含め協議した」と日本の報道にある。
13日は、日米韓のそれぞれと首脳会談も開催される予定である。
中国の李克強首相と短時間のあいさつ
岸田文雄首相は12日、訪問先のカンボジアの首都プノンペンで、東南アジア諸国連合と日中韓(ASEAN+3)の首脳会議後、中国の李克強(リーコーチアン)首相と短時間のあいさつを交わした。
日本外務省によると、両首脳は、それぞれの相手国への訪問を含む日中関係への関わりに触れつつ、岸田首相から「建設的かつ安定的な日中関係の構築に向け共に努力していきたい」と伝えた。李首相からは、日中関係の重要性について言及があったという。
*本報道は日本の報道を元に記事にしています。
掲載画像:朝日新聞Webより