尻に火が付いた!保健省も、プノンペン都も 感染急増中、予防規制の徹底に

保健省、オミクロン症例の急増で懸念を表明

保健省・国務長官:Or Vandineは、新しいオミクロン株感染の急増中のなか、8日のフンセン首相声明に応じて、一転市中感染が急速に感染していることを認め、深い懸念を表明した。

「3つのすべきことと3つのすべきでないこと」の対策を実施するとともに、3回目以降の追加接種でCOVID-19のワクチンの迅速に接種を進めるという。同女史はまた、市民に大規模な集会を減らすように促した。

ここ数日、8日の首相声明以来、ワクチン接種の多さで楽観論を喧伝していた保健省も尻に火が付いた感がある。喧伝するほどに進んでいないワクチン追加接種、その率は37%では準備不足は否めず、ここにきてこの程度の追加接種ではオミクロン株蔓延を防げないことを渋々認めた感がある。

保健省の同女史は、「オミクロンウイルスが到着しました。注意して、それが広がるのを防ぐことに参加し、COVID-19ウイルスから身を守るために常に準備をしてください。」と呼び掛けているが、今更の感がある。さらに、危機感への世論誘導か「赤線を越えないように、…進行中のエスカレーションへの対応の準備をするよう」カンボジア人に呼びかけたという。要は各自が自衛の準備をせよ、だが、日本国内の例を見ても、準備したって「感染する時は感染する」、後は軽症で済むよう神頼み以外に手はないのがカンボジアであろう。

Khmer Timesの報道では、「オミクロンが激怒する中、カンボジアはパンデミック予防策を強化する」という見出しでプノンペンでの規制強化を挙げているが、昨晩とて大騒ぎして大音響の音楽を流し、嬌声がやかましいのはクメール・ビヤガーデンと野外レストランである。それに同記事の半分を割いて「タイは大変なことになっている」と隣国の不幸を例にして、そうならないようにという警告は無力な小国の悲哀か卑しい報道姿勢である。

*下記の記事を参照

Cambodia tightens pandemic prevention measures as Omicron rages

プノンペンもまた、規制強化ー追加接種なしは公共機関立ち入り禁止ー

プノンペンの首都当局は、カンボジアで増加しているオミクロン変異型感染症に対処するための規制を発表している。2月10日、カンボジアは262件のCOVID-19の新規症例を記録しましたが、これらはすべてオミクロン株症例であった。

プノンペンは、市および市の14の地区すべてに、COVID-19関連の規制を厳格に遵守するよう要請した。

もはや「見てむぬ振りは止めます」よ、ということであろう。

在カンボジア日本人、街の様子の変化に注意しよう、自分の身を守るため

権力や権威に弱い、上の顔色を見るに敏なクメール経営者たちであるから、店の雰囲気や様子が変わったら、規制が強化されたということである。当地ではいくら政府、自治体の規制強化キャンペーンが出たとて行政のアリバイ作りの告知がよくあることである。

プノンペン都当局は、(上記)この問題に関する一般の認識を高めるためのコミュニケーションキャンペーンを強化したという。それによれば、

事業主はクライアントの予防接種カードを確認する必要がありますが、基本用量を完全に注射してから4か月後にブースターショットを受けていない顧客は公共の場所に来ることができません

上記の部分で気になるのは、公共の場所という概念の範囲である。現実的に37%しか3回目の追加選手が行きわたっていない故に、公共の場所は公的機関に限定されなければ、事実上不可能な規制になる

掲載写真:いずれもKhmer Timesの報道より

 

 

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