カンボジアは10日(火)、学校でのエナジードリンクの販売を禁止した。
この東南アジアの国では若者の間で糖尿病が著しく増加しているための措置である。
ハン・チュオン・ナロン副首相兼教育・青年・スポーツ大臣は、この措置は砂糖入り飲料やエナジードリンクの摂取によって引き起こされる非感染性疾患、特に糖尿病のリスクを防ぐことが目的であると述べた。
「学校の敷地内および周辺でのあらゆる種類のエナジードリンクの消費、配布、販売、宣伝は固く禁止されている」と同大臣は指示書の中で述べた。
同大臣は、この禁止措置は全国のすべての公立・私立の教育機関、および技術教育機関に適用されると述べた。
同大臣は、日々の集会に集まった生徒たちに、エナジードリンクの効果を思い出させるよう、すべての学校に告知した。
また、学校に対し、学校内外の販売業者からエナジードリンクを押収し、販売業者が禁止令に従わない場合は屋台の賃貸契約を解除するよう指示した。
この禁止措置は、カンボジアのフン・マネ首相が、同国で糖尿病患者が増加していると報告し、教育・青年・スポーツ省に学生の糖尿病予防策を講じるよう勧告した数時間後に発令された。
「子供の中には、1日に砂糖入りのドリンクやエナジードリンクを3缶も飲んでいる人もいる」と、プノンペンの保健科学大学病院の起工式で同氏は語った。
チェアン・ラ保健大臣によれば、糖尿病はカンボジアにおける死亡の主な原因となっている。
同氏は、かつては感染症が同国の主な死因であったが、現在は非感染性疾患が死亡者の半数以上を占めていると述べた。
掲載写真:イメージ 文科省 上述の記事は中国・国営通信:新華社の記事を基にしています。