同ビデオ録画では、27 歳の女性が2月11日(土)にコンポンスプー州のゲストハウスの部屋に 3 人の女性と 1 人の男性と一緒に侵入し、ベッドから少女を引きずり出し、髪を引っ張り裸の少女を平手打ちし、蹴り始めた姿が撮影されていた。暴行に及んだ女性の 30 歳の夫は、その場の状況に衝撃を受け、暴行女性(妻)を止めようとしたが、妻が同伴した男性によって夫は引き止めらた。
同ビデオは、女性(妻)が夫が婚外交渉をしている姿を見つけて激怒した直後に暴行に及び、その時の動画をSNSに投稿したため、大きな話題となり、何百ものシェアで拡がり、多くのコメントが集まった。
コメントの多くは、裸の少女に暴力を振るうのは間違っているという内容が多く、女性(妻)の行動を非難した。またある人々は、 彼女の行動は犯罪行為であると、非難している。コメントのなかには、「夫の股間を蹴るべきだった」という女性の暴力行為を支持する人もいたという。
プレシャス・ウィメン・オーガニゼーション:セン・ソリダ事務局長は、「クメール女性の裸の写真やビデオを投稿することは、女性の道徳的価値を傷つけ、カンボジアの無差別なイメージを与える」と述べ、「これは、法律を理解していないソーシャル メディア ユーザーが原因であることが多く、ソーシャル メディアを間違った方法で使用し、他の人が模倣する悪い例を示している。」と指摘している。
さらに「当事者の許可なしに他人の写真を撮って公の場に投稿する人は法律を乱用しており、誰かの裸の写真やビデオを撮ってソーシャルメディアに投稿する人にとってはさらに悪いことです」と付け加えている。
アムリン法律事務所・上級弁護士:ソク サム オウン氏は、「この未婚の少女は一夫一妻制の法律に違反していないが、男性は既婚者であるため法律に違反している」、そして「男性の妻は少女への暴行で刑法に違反し、ビデオを公開して少女の名誉を毀損した」と述べている。
また女性問題省の国務次官: Nhem Morokat氏 は、人々は暴力に訴えるのではなく、法を遵守すべきであると述べた。
「配偶者に裏切られたら訴訟を起こすべきですが、暴力はやめてください。力の行使を扇動する人々は法律を乱用しています」と同氏は述べている。