多国籍麻薬組織の海外担当ボス、カンボジアから韓国へ強制送還後に逮捕

カンボジアから韓国へ強制送還された多国籍麻薬組織のカンボジア担当ボスを韓国警察が逮捕した。この男、カンボジア、ナイジェリア、中国で活動し、覚せい剤を韓国に密輸していた多国籍麻薬組織の韓国人ボスであると韓国メディアは報じている。

韓国TVのKBSワールドの報道によると、ソウル市麻薬犯罪対策課によると、ソンという姓のみで特定された50代の男が11月1日(水)、カンボジアから強制送還された後に逮捕されたという。

麻薬組織の海外業務担当であるソンは、3月にキムという名の韓国麻薬販売業者に対し、ナイジェリアの麻薬密売人が韓国に密輸して国内に配布したメタンフェタミン20キログラムを受け取るよう命令した疑いで起訴されている。ソン容疑者は中国やナイジェリアでも覚せい剤を流通させていたと伝えられている。

警察は国家情報院から彼らに関する情報を得て、4月にキム氏と他の国内流通業者を逮捕し、ソン氏をカンボジア、中国、ナイジェリアでの組織の活動責任者を特定している。

逮捕に先立ち、韓国警察は約62万回分に相当する62兆3000億ウォン相当の覚せい剤を押収し、麻薬組織関係者76人を逮捕している。

掲載写真:KBSワールド

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