地区警察署長が解雇処分にー密出入国請負ブローカーを勝手に釈放ー

バッタンバン州カムリーン地区警察署長は、カンボジアの出稼ぎ労働者をタイに密出国させた罪で拘束された密出入国斡旋ブローカーを勝手に釈放したとして、国家警察から解雇された。この地区警察署長キム・ポンロックと特定され、彼の解任は、2月15日にフンセン首相が署名した政令で確認されいる。今回の件は国境検疫の強化を命じているフンセン首相の指示に違反するだけではなく人身売買の罪に値する

バッタンバン州知事のNguon Ratanak氏は、検疫措置をより適切に実施する方法について話し合うために、あらゆるレベルの当局者と会合を持ち、フンセンの命令に基づいて行動しいるにも関わらず、人身売買の罪に値する者を地区警察署長が勝手に釈放したことを強く非難した。

要はお金で転ぶ警察署長であるが、「コロナ禍がなければ以前から密出入国斡旋ブローカーとよろしくやれたのに」と思っているだろう。国境沿い州の警官たち、地区警察署長がこれだから、他にも多くいると地元の人たちは思っているだろう。それほどにコロナ禍以前は密入国や密出国は容易なのである。

 

この署長、懲戒解雇だけではなく、裁判所に贈られるため拘留されつことになった。これは、警察改革に取り組む内務大臣からの指示が働いているからだろう。そのためか、容疑者は顔を晒されて報道されている。

*掲載写真:密出入国斡旋ブローカーと癒着した地区警察署長 画像:Phnom Penh Postより。

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