保健省「現時点状況は深刻なレベル、だがプノンペン封鎖の状況ではない」

「既にレッドラインを超える」ー保健省も深刻レベルと認識ー

地元メディア「スーパースプレッダー」の語句使用で報道

カンボジアの新型コロナウイルス感染(COVID-19)の状況は、これまでに11月28日の「市中感染事件」関連で累計感染者29人を数え、地元メディアは「スーパースプレッダーの結果として、この1週間で驚くほど上昇した」と断定した。さらに、保健省の発表によれば、4日夜、さらに3人の入国者から感染を確認、カンボジア全体では累計感染者総数は344人となった。

現状況は深刻だが、プノンペンの封鎖の状況ではない

保健省の報道官であり国務長官でもあるMs Or Vandineは、「現在の状況は、クラスターまたはコミュニティの発生という点でレッドライン(危険な境界=赤線)を越えており、深刻なレベルに達していることを意味していると言えます。しかし、プノンペンの封鎖が検討される可能性のある状況にはまだ達していない」述べた。が、この種の発言は、現状況が悪化すればー感染者の増加、拡大すればーカンボジア国民の間で噂ともなっている「プノンペン封鎖」も視野に入れている、ということを図らずも語っているのではないか。

*スーパースレッダーについて、下記のWebサイトが参考になります。

東京都感染症情報センターの公式サイト:http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/sars/sars/spreader/

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