土曜日のプノンペンのナイトクラブ火災、外国人7人を含む死亡者8人に

昨日報じたプノンペンのナイトクラブ火災だが、犠牲者がさらに増え、死亡者は8人になった。当局は昨日プノンペンで起きたナイトクラブの火災についてさらに詳細を明らかにし、死者数を6人から8人に増やし、その大半が外国人であると発表した。

*下の記事をご参照ください。

警察によると、火災は午後5時ごろ、プノンペン都トゥール・コーク地区プサー・デポ1のナイトクラブ「6969」の5階から発生した。

当局によると、この火災で8人が死亡し、その内訳は中国人6人(男性5人、女性1人)、ベトナム人2人、カンボジア人1人であったと確認している。

上記の報道、死亡者の数が単純計算で合わない(カンボジアのメディアにはよくあること)。ベトナム人2人はベトナム人女性1人であろう。

オリンピックスタジアムから南西に延びる道路沿いにあるナイトクラブで中国人の夜遊び場で知られ、コロナ禍ではいち早くクラスター感染が発生した場所Khmer Times

 

消防救助警察署長:プローム・ヨーン氏は、消防士がすぐに現場に到着したが、死亡者の8人は建物の高いところに閉じ込められていたため救出できなかったと述べた。同氏はまた、火災から出る有毒な煙が救助を困難にしたと付け加えた。

なお同氏は、火災原因を電気的故障によって始まったと述べている。

掲載写真でわかるようにこの種の建物は密閉性が高い建物で、また電気系統の故障とは要は素人のような電気配線の錯綜やメンテナンスの不備であることは、明らかである。要は、夜遊びであろうと密閉性の高い建物については出口を確保しておくことが必須である。電気系統の故障など、国が本格的に法的整備を含めて取り組まなければ、いつ起こるか解らないというのが実情で、コンドミアム等、外見は現代建築だが中身の保証は限定的ではないのがカンボジアである。まあ、外国の「ナイトクラブ」で焼死なんていうのは本国では不名誉な死であろう。

警察は現在も建物内を捜索していると発表している。

掲載写真:Khmer Times

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