7月23日の午後3時頃までに投票が終了した時点で、選挙管理委員会(NEC)は登録有権者9,710,655人の78.28パーセントに相当する7,601,326人の有権者が投票したことを確認した。
この数字は、2018年総選挙の有権者8,386,217人中83.02%から5%減少したことを示している。一方で同日のKhmer TimesはNECは、2023年国政選挙の暫定投票率が8,213,260人で、有権者リストの84.58%に相当し、2022年と2018年の両方を上回ったと発表した。
同じNECの発表で、同じメディアが数値の違う記事を同日に並列に報道している。そのため、よくて80%前後の投票率といえようか。
午後3時を過ぎ、カンボジアの国政選挙は終了し、全国の投票所は開票のため閉鎖となった。
午後 3 時までに、監視員と権限のある職員以外は投票所に入ることはできません。
NECは23日晩と24日、最初の投票結果を出す予定であるという。
無効票は44万超、だがこれも非公式結果である
7月24日午前9時現在の非公式結果によると、2023年第7回国会議員選挙の無効投票数は44万票強で、2018年第6回国会議員選挙の無効投票数よりも少ないという。が、これは早々の開票結果の発表でも非公式の暫定数値であるというが、報道は暫定数値で2018年国政選挙の数値と比較している。
それにしても、昨晩だけで無効票を非公式とはいえ、普段のカンボジア政府行政の非効率さを知っている者には、非公式でも数値が出ることにその能率の良さは驚きである。無効票の数値は、非公式な数値だが、23日のKhmer Tiimesの1記事のみであり、逆に投票率だけでも早くも23日の夜の記事では、下の記事を並列で掲載している。
Update: Over 78 percent of legitimate voters cast their votes
「本日(23日)の午後3時頃までに投票が終了した時点で、NECは登録有権者9,710,655人の78.28パーセントに相当する7,601,326人の有権者が投票したことを確認した。」(Khmer Tiimes 7月23日夜付)
UPDATE: Provisional voter turnout for 2023 National Election now higher than 2022 and 2018
「NECは、2023年国政選挙の暫定投票率が8,213,260人で、有権者リストの84.58%に相当し、2022年と2018年の両方を上回ったと発表したばかりである。」(Khmer Tiimes 7月23日夜付)
同じメディア:Khmer Timesでは、暫定結果であっても矛盾する結果を並列で記事にしている。
また、全国の全州知事から得た非公式議席配分の結果によると、CPPは過半数の120議席を獲得し、プノンペン、コンポンチャム、コンポントム、カンダル、プレイベンではFUNCINPEC(王党派)党が5議席を獲得したという。が、これまた非公式な結果である。
掲載画像:Khmer Times