国内216組織、タイ軍によるカンボジア人出稼ぎ労働者の集団強姦事件を非難
カンボジア人権委員会

カンボジア国内の216組織は、カンボジアとタイの国境沿いで黒軍としても知られるタイ・タハン・プラン部隊がカンボジア人女性移民労働者を集団で強姦したことを非難する強い声明を発表した。

11月15日の夜、18歳のカンボジア人出稼ぎ労働者が国境を越えた際、タイ王国の黒軍(タハンプラン)兵士7人に強姦されたと報じられている。

彼女は女性5人と子ども1人を含むカンボジア人帰還者13人のうちの1人だったが、他の女性たちは配偶者に付き添われていたため、性的暴行を受けたのは彼女だけだった。

カンボジア全土の正規・非正規労働者、若者、女性の権利擁護者、市民と緊密に協力している216の連合、労働組合、組織、協会、地域団体の代表者は、この事件を「人権、女性の権利、そして移民労働者の権利の重大な侵害」、「この残虐かつ非人道的な行為は、被害者に対する虐待であるだけでなく、地域の人権保護を目指すASEANが掲げる人道原則の重大な違反でもある」と声明は述べいる。

同団体は、このような暴力は国内法、カンボジア憲法、ASEAN条約、国際法、そして国連の女性差別撤廃条約(CEDAW)に違反するものだと強調した。

さらに、タイ・タハン・プランに関連する不処罰の文化と女性の権利の尊重の欠如について懸念を表明し、そのような行為は「カンボジアの女性労働者やその他の脆弱な移民グループの安全と権利に深刻な脅威を与える」と警告した。

216組織は、国連、ASEAN、AICHR、UN Women、CEDAW(女性差別撤廃委員会)、その他の関係機関に対し、タイ・タハン・プラン軍兵士による虐待を受けたカンボジア人女性移民労働者の正義を確保するよう要請した。

掲載写真:カンボジア人権委員会

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