嘘ー! シェムリアップ麻薬取締局の局長と局長補佐を麻薬密売で逮捕

嘘=!と読む人が唖然とする題名ですが、これが内務大臣が内務省改革を叫ぶ、現状です。確か1年ほど前にもタケオ州の麻薬取締局の高官が麻薬所持で逮捕されています。今回の件はそれよりも悪質です。何よりも麻薬隠匿でなく密売に関わっていたのですから。取り締まる側の州No.1,No,2が密売人なのですから、部下職員は阿保らしくてやってられないよ、となるのは必定である。

4月30日、シェムリアップ反麻薬局局長と局長補佐が麻薬密売で逮捕されました。

2人のシェムリアップ州憲兵隊将校は、麻薬密売を企てた陰謀に関与していることが判明した後、2022年4月30日に逮捕され、法廷に送られましたという。

逮捕された軍の2人の将校は、麻薬対策局・局長:Theav Chandara准将、および麻薬局・副局長であるMiam Nak中尉であった。国家憲兵隊の司令官:SaoSokha将軍は、憲兵隊は、この2人が麻薬密売を共謀し職務上犯罪を犯したことを確認したという。

州の麻薬取締局のNo.1,No.2が密売人の元締めであったなんて、腐敗もここまでくると漫画の域を超えて滑稽でさえある。

Sao Sokha将軍は、憲兵隊が直ちに取り締まると強調しましたが、憲兵隊が取り締まるまでもなく、憲兵隊は独自に責任を負はなければならない。

この事件に関して、シェムリアップ地方裁判所・報道官:Yin Srang氏は、4月30日の午後から裁判所は現在2人の軍将校容疑者を尋問していると述べた。

内務大臣(軍警察組織を統括)が唱道した「内務省改革」は始まるやコロナ禍で中断したが、州のトップレベルの警察まで麻薬に汚染されている現状、権力の中枢まで病魔に蝕まれているという現状、本腰で改革が望まれる。

掲載写真:麻薬取締のNo.1,No.2が密売人。コソ泥の顔写真が掲載されて、悪(わる)の張本人がモザイク写真では、国民が納得しないであろう。 画像:Khmer Times

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