各地の洪水で農作物、家屋、道路に深刻な被害 9州に及ぶ

国家災害管理委員会 (NCDM) は、カンボジアの 9 つの州で発生した洪水について報告しています。これらの洪水は住宅地、地域のインフラ、さらには米などの必需作物に影響を与えているが、状況は現在のところ、制御されていると国民に保証している。

コンポンスプー州、モンドルキリ州、ココン州、プレアビヒア州、ケップ州、カンポット州、プレアシアヌーク州、シェムリアップ州、ラタナキリ州の全域で数日間雨が降り続いている。住民たちは悪天候とそれに伴う災害と格闘している。

同NCDMの報道官:ソス・キム・コルモニー氏は8月2日メディアに対し、これらの州の約20の町や地区が洪水に直面していることを認めている。7,000世帯を超える約7,000戸の住宅と1万ヘクタールを超える水田が被害を受け、公共の安全を確保するために一部地域では避難者が出ている。

また同報道官は、洪水は深刻ではないものの、降り続く雨と不適切な排水により、いくつかの合併災害が発生していると説明している。

このため、道路が長期間にわたって冠水し、特定地域で事実上交通が遮断されるなどの事例が発生している。

国道4号線の通行止め地区は、再開する

一方、プレア・シアヌーク州副知事:ロン・ディマンシュ氏は、気象状況が好転し、7月31日に国道4号線の一部区間が再開されることになったと伝えている。しかし、同副知事は、洪水によりカンポン・セイラ地区とプレイ・ノップ地区の約270世帯が被害を受けたことを付け加えた。

またモンドルキリ州当局も8月1日に洪水勧告を発令し、大雨のため州内の国道6A号線91~99キロメートルですべての車両通行を制限し、洪水と道路の一部損傷が発生したと報告している。

更なる気象急変に関して、水資源・気象省は8月2日、コ・コン州スレ・アンベル区、、ボツム・サコール地区、ココン市など、洪水の影響を受けた一部の州では依然として中程度の降雨が続いていると警告が必要と発表している。またプレアビヒア州、ラタナキリ州でもさらなる豪雨が予想され、警戒が必要という。

旅行時、道路状況によって交通が不便になる場合があります。ご注意ください。

掲載写真:Phnom Penh Post

おすすめの記事